面皰(めんぽう)圧出の効果と、副作用(デメリット) 〜ニキビを治す〜
ここでは面皰圧出について紹介しますが、
根本原因の「皮脂」を止める(抑える)事がもっとも簡単かつ根本的に解決する方法
だということは覚えておいてください。
さて、面皰圧出とは、保険治療の中でいちばんの荒業です。
簡単に言うと、丸い穴のあいた器具をニキビに押し付け、角栓(コメド・ニキビの芯)と膿を出すというものです。
最初に一点注意となりますが、
「ポツンポツン」とたまに出来てしまうのが気になる!
という軽症ニキビの方以外は、
ニキビ跡やクレーターとして、何年も悩まされる結果に繋がる可能性が高まるため、極力避けてください。
そのような方は、
ニキビの根本原因である「皮脂」を抑える方法で再発を抑えられます。
(詳しくは後述します)
治療の目的
まず始めに、
「潰す」行為が保険治療でも行われている目的です。
これは、正しい方法で
【炎症を起こしている原因である「膿」を取り除き、早めに炎症を抑えましょう】
ということです。
実際に、潰すことで早く治る場合もあります。
注意点としては
「爪」や「指先」で潰すと、
菌が入り余計に悪化することが多いです。
ですので、
潰す場合は以下で紹介の通り正しく潰しましょう。
(何度も言いますが、潰して良いのは軽症レベルの方のみです)
用意するもの
潰す方法としては、
コメドプッシャーという「ニキビを潰すための器具」を使用して行います。
用意するものは5つです。
@針
Aマキロンなどの消毒液
Bコメドプッシャー
Cライターやカセットコンロ(火が必要)
Dめん棒
Eピンセット
※少なくとも@ABCは用意して下さい。
ニキビを潰す流れ
この流れは皮膚科で実際に教わった流れであり、一般的な面皰圧出の流れです。
場合によっては、レーザーを使用する場合もあるようです。
■潰す流れ
@針を火で消毒する。出来ればコメドプッシャーも同様に消毒した方が良い。
A針でニキビの先端に穴を開ける。(開ける部分が肝で、変なところを刺すと普通に痛いです。)
Bコメドプッシャーを2、3回押し当てて、中の膿(もしくは皮脂)を出し切る。
C出てきた膿の塊をピンセットで取り除く。
D潰した後は、血が出ているので、めん棒で患部にやさしく消毒液を塗る。
必ずAの「穴をあける」事を守って下さい。
穴をあけずに押すと、皮膚の傷が大きくなり、
それだけ跡に残りやすくなります。
また、クレーターの原因にもなります。
経験者としての感想
実際、この方法で数え切れないほどのニキビを潰しました。
しかし、私は潰すタイミングを間違っていたのか、結構な痕が当時は残りました。
※このタイミングは正直曖昧だと思います。
「膿が溜まってからの方が出しやすい」というのが当時の感想です。
私はもともとニキビだらけなので、ニキビ跡が残った理由がコメドプッシャーだけとは言えませんが、もっと他の方法を取っていれば、恐らく写真のようにニキビ跡が残ることはなかったのではないか、と今になって思います。。
結果的に、ニキビが予防できるわけでもなく、にきび跡として残る可能性があるのが、この面皰圧出です。
痕が残りやすいことや、予防にならない(その場しのぎの治療)ことから、この方法は本当にお勧めできません。
正直なところ、今なお、なぜこれが保険治療として行われているのか理解出来ません。
ただし、
次の日にはどうしてもニキビのプックリを消したい!
というのであれば、その場しのぎの処理としては使えます。
根本的な解決法を知ってほしい
さて、面ぽう圧出に興味をお持ちのあなた。
既述の通り、なぜこれがニキビ予防にならないのか、わかって頂けたと思います。
軽症ニキビの方は、確かにこの方法でも治るかもしれません。
実際に、炎症の治まりは早くなる、とも言われます。
※ただし、跡になるリスクは常にあります
しかし、次から次へと出来る方が、面ぽう圧出をしていては、イタチゴッコをする間に、顔がニキビ跡とクレーターでぼこぼこになります。
次から次へと出来てしまう体質の方は、
根本的にニキビを治すために、
ニキビの根本原因である皮脂を抑えることが最重要です。
抑えるというよりも「皮脂代謝を促す」ことで、
皮脂が皮膚から出なくなります。
皮脂がない場所にニキビは出来ません。
口周りやフェイスラインなど、一見皮脂が多く出てるように見えない場所も、結局は皮脂が出ているからニキビが出来るのです。
この皮脂を抑える事が出来ると、ニキビは出来ません。
ですので、まずは当サイトで伝えたい皮脂抑制の方法(ビタミンB5の摂取)を要約したまとめページをお読みになることをオススメします。 (面倒な方法でなければ、費用も全然掛からない方法です)
実際に多くの方が実践しており、400人以上の方から「本当に皮脂が減りニキビが治った」という報告メールを頂いております。(こちらで紹介)
日本のニキビ医療の限界は、ディフェリンゲルです。
そしてダラシン、硫黄カンフルローション、ビタミン剤、漢方、面ぽう圧出、抗生物質といった治療法(薬)は、もう何十年も前から使われているものです。
さらに、どれをとってもその場しのぎであり、
根本的に解決出来ません。(再発します)
ダラシンtゲル、ディフェリンゲルが日本では新しいですがこれらの治療薬もその場しのぎでしかありません。
これらはすべて「出来ているニキビ」への治療であり「ニキビの予防」にはなりません。
結果的にイタチゴッコとなるのです。
また、日本未認可薬であるアキュテイン(重症者向け)は副作用が大きいです。
だからこそ私は、
簡単に皮脂を抑えられるこの方法を本気で皆さまに知ってもらいたい
重症ニキビを患っていた私だからこそ、
ニキビに悩む気持ちは手に取るようにわかります。
このサイトを立ち上げたのも、
それを少しでも多くの方に知ってもらうためです。
根本的継続的なニキビ予防になるので本当におすすめします。
⇒当サイトのまとめページへ
【重要】追記:遅延型アレルギーをご存知ですか?
ご存知ない方は、とりあえず以下のページもご覧下さい。
この事に言及しているニキビサイトは他には無いかもしれません。
●ニキビと遅延型アレルギー
●遅延型アレルギーの症状と乳酸菌
●【当サイトまとめ】あなたへ伝えたい、たった一つのこと
●【重要】遅延型アレルギーとニキビ
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